イベントレポート - 展示会や着付け教室など、過去に開催された着物イベント報告

ホーム 京都上品屋 代官山での『山龍のきもの』作品展示会

着物イベントレポート

11月16日〜17日 作品展示会『山龍のきもの』開催 秋の代官山に、本真綿「山龍紬」が揃いました。

代官山のモダンな建物での展示は、『現代の街に映える着物姿』をテーマにしている山龍ならでは。

代官山のモダンな建物での展示は、『現代の街に映える着物姿』をテーマにしている山龍ならでは。

山龍こと染織家の山石康裕は、『現代の街に映える着物姿』をテーマに、伝統的な職人の技を大切にしつつ、新しい感性と価値観で、着物や帯をプロデュースしています。自ら京都の工場で、着物や帯作りに携わりながら、積極的に展示会で作品を紹介。代官山での作品展は、昨年の11月の、ヒルサイドテラスのイベント『猿楽祭』への参加以来、ちょうど1年ぶりになります。

会場は、昨年の展示会と同じ、ヒルサイドテラスの「アネックスA棟」。すぐ隣に、重要文化財の「旧朝倉邸」のお屋敷と、森を生かした回遊式の庭園があり、ちょうどこの季節は紅葉が見事! 代官山の顔とも言うべき旧山手通りの並木道と共に、着物姿で散策するにはピッタリです。

今回の展示のメインは、山龍が織物の中で最もこだわりを持つ本真綿紬。結城紬などでも、真綿紬と表記しながら、実際に真綿を使用しているのは経糸(たていと)だけというのが多い中、山龍の本真綿は経糸、緯糸(よこいと)ともに真綿という、まさに本真綿。それが、「山龍紬」と名付けた所以です。

「アネックスA棟」の2階に並んだ色とりどりの「山龍紬」。“曙暈かし(あけぼのぼかし)”という、裾からだんだん薄くなるグラデーションの染めが素敵です。 「アネックスA棟」の2階に並んだ色とりどりの「山龍紬」。“曙暈かし(あけぼのぼかし)”という、裾からだんだん薄くなるグラデーションの染めが素敵です。

「アネックスA棟」の2階に並んだ色とりどりの「山龍紬」。“曙暈かし(あけぼのぼかし)”という、裾からだんだん薄くなるグラデーションの染めが素敵です。


3階には、他では見ることのできない「本疋田」「黄金繭唐織り」などの山龍の代表的な作品群が展示されました。

3階には、他では見ることのできない「本疋田」「黄金繭唐織り」などの山龍の代表的な作品群が展示されました。

繭を湯がき、柔らかくなった繭をネット状に拡げ、こよりのように1本1本手で縒ったものを、 4ヶ月かけていざり機でていねいに手織りします。綿毛や節のある糸なので、織り目は粗いのですが、これを織った後に不純物を落とすため洗うことにより、絹の真綿の綿毛が絡んで、目のぴっちり詰まった織物に仕上がります。全て職人の手仕事による紬の最高峰。独特の艶があり、柔らかな風合いが魅力です。薄くて軽く、暖かく、シワになりにくいのが特徴で、着心地は最高!

3階の会場に並ぶ、本疋田や黄金繭などの作品群はもちろんですが、シンプルでありながら、着心地も気品も抜群の「山龍紬」の並ぶ2階は人気の的。来場された方々はゆっくりと足を止めて、山龍の説明に、熱心に耳を傾けていました。

来年から山龍では、毎月代官山で、様々なテーマの展示会を開催していきますので、ご期待ください。


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